うんじゃくせしぼんを開く。

読んだことのある本などの感想をかいていこうとおもいます。記事はダウンロードできません。

勝負論 ウメハラの流儀 感想

私のこれから目指そうと考えている世界にも、勝者がいて、敗者がいる。
そういう厳しい世界なので、是非同じ勝負の世界に順じているウメハラさんの意識している部分を知りたいなと思いました。
実におこがましいのですが、ウメハラさんとは意外なほどに共通点が多くて、自分でもびっくりしました。

どちらかというとこの本は具体的にどうすれば勝てるのか、いかにして攻略するのか
みたいな、薄っぺらい内容ではなくて、もっとその奥にあるものを捉えたような内容になってます。


この本を読むと、好きなこと=楽ではないことがよくわかります。
「本当に好きなこと」になるまで、たくさんの偏見と戦わなければいけなかったこと、そして、一時期は、格闘ゲームから身を引いて介護のお仕事をしたこと(前書)など、
梅原さんが言う「勝ち続ける」ためには、いろんなモノと戦う必要があったことを教えてくれます。


これほどまでに、梅原さんの勝負に対する姿勢がウケるのは、結局、勝負は、自分自身に負けないことであり、
自分自身を成長させる道具であると言い切っているからだと思います。
非常にいい本です。成長することが何なのか、梅原さんの格闘ゲームへの姿勢から理解できる
稀な本です。