人形の国 1巻 感想
舞台は極寒の星アポシズム。リベドア帝国兵に追われる謎の人形少女タイターニアを助けた主人公のエスロー。
しかしそれが原因でリベドアの襲撃に遭い、住居・恩師・恋人・教え子等全てを失い自身も致命傷を負ってしまうが
タイターニアの助力を得て自らを人形化し反撃、これにより難を逃れることが出来るが失った物は余りに大きく…
エスローとタイターニアの復讐の旅が今始まる。
あらすじをバァーッと書いてみましたがいやー王道ですね。シドニアの時点でかなり大衆向けになったと感じていましたが更に取っ付き安くなった印象です。
今まではやれ珪素生物だのやれガウナだのワケわかんない相手とばかり戦ってきた弐瓶漫画の主人公ですが今回はようやく人間が相手となります。
これにより敵側にも感情移入しやすくなりました。まだ顔見せ段階なのですがなかなかイイ感じの敵キャラが揃ってる感じです。
この様に今回の「人形の国」は王道をしっかり踏まえつつ弐瓶漫画の特徴である魅力的で圧倒的な世界観を維持している作品という印象です。
よって今までの弐瓶作品ファンはもちろんのこと、イマイチ踏ん切りが付かなかった弐瓶作品に興味を持っている方にはおススメです。
ついでに言うと今まで弐瓶作品に興味を抱けなかった人にもおススメです。漫画自体普段全然読まない人にもおススメです。
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