うんじゃくせしぼんを開く。

読んだことのある本などの感想をかいていこうとおもいます。記事はダウンロードできません。

アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神- 感想

黒のレギオン“ネガ・ネビュラス”VS白のレギオン“オシラトリ・ユニヴァース”。無制限フィールドにおける戦いは熾烈を極めた。白のレギオンと“加速研究会”の繋がりを突き止めるべく、全勢力を以てして挑んだ黒のレギオンだったが、結果としては、手がかりを得ることが出来ずハルユキらの敗北に終わる。しかし、一枚のリプレイカードが土壇場で起死回生のプランを生み出す。そして開かれる、第四回“七王会議”。ショコラ・パペッターの録画映像を根拠に、白のレギオンを問い詰めんと会議の場に向かうハルユキたちだが、その途上、敵であるはずの人物から謎のコンタクトがあり―!?真相究明に向かう、次世代青春エンタテイメント!! 

 

長々と続いている白のレギオ編にとっての大きな転機である六王会議がメインです。
これまで貯めに貯めてきただけあって、爽快感はなかなかの物。
早く続きが読みたいと久しぶりに感じました。
一番好きなシーンは、クロウと仲間たちが一時的に分断されて別行動になるシーン。
クロウが手出しできない距離で、仲間たちが罠にかかり苦境に陥るのですが……

クロウの活躍だけでなく、レギオンメンバーにも見せ場があって良かったです。
ただしこの巻に出演すら出来ていないメンバーの活躍は次回以降に持ち越しのようです。
ちょっぴり単行本がページが少ないような気がしますが、内容的には濃い巻でした。続きが待ち遠しいです。

山本五十子の決断 感想.zip

修学旅行中、源葉洋平は第2次大戦に酷似した世界に飛ばされた。そこで彼を助けたのは伝説の名将・山本五十六……ではなく、山本五十子と名乗る女の子!? 現代高校生が軍事・歴史知識で、彼女の運命を変える!

  本格的な戦記ものというのは、実は読んだことがありませんでした。機会もなく今に至るわけですが
今回「カクヨム第一回コンテスト」の受賞作であり小説家になろう」でも必ず目にするタイトルが今
作でした。


 それだからなのでしょうか、どこまでがフィクションで(架空戦記ならではの設定やシチュエーショ
ン)どこからが史実をなぞったなものか、など途中に調べながら読む、ということがありました。

そこは自分の読書量の足りなさ、としたいところです。

 物語はゆったりと流れ、戦争を背景に登場人物たちが次第に戦局へと流れていくものでした。おそらく第一巻から第二巻へが大きな流れになるのでしょう。

 主人公洋平の未来人としての行動は、海軍乙女たちの行く末は。

 キャラにも愛着がわき、どんな人物がどんな思いでこの世界に生きているのか。
 是非とも書籍で拝読させていただきたいものです。

 

冴えない彼女の育てかた 13 感想.zip

加藤恵への告白。そしてゲーム完成に向けてのラストスパート。あの日、あの坂道での運命の出会いからすべては始まった。もうお前は冴えない彼女なんかじゃない、胸がキュンキュンするメインヒロインだ! 

 

 

本巻に関してはまあ無難な所に落ち着いたかなという印象です。今での伏線をしっかりと回収して、わだかまりなく完結してくれたのは本当によかったです。
作品全体に関しては本編13巻+外伝4巻で話が展開された訳ですが、風呂敷の広げ方的にもスッキリと終わらせるにはこのくらいがちょうどよかったのかな。

結果だけを見れば、正直どの子も選ばれて納得できるヒロインと言って良い魅力を持ち合わせたキャラクター達だったと思うし、それを生かし切った丸戸先生の書き方が光り、更にそこへ深崎先生の絵柄が非常にマッチした作品だったとも思います。

澤村スペンサー英梨々や霞ヶ丘詩羽等、テンプレ中のテンプレとも言えるようなヒロインはやはり可愛かったですし、読んでいて楽しいキャラでした。

物語もこの13巻で完結。とても寂しく とても悲しいです。

兎に角連載お疲れ様でした。
素晴らしい作品をありがとうございました。

 

 

ゴブリンスレイヤー 6巻 感想.zip

「ゴブリンを退治したい、それ以外はしたくない、と言っていて……」
「一党は?」
「ないみたいです」
「馬鹿げている」
新たな冒険者希望者の集まる春。ゴブリン退治だけを希望する魔術師の少年が受付嬢を困らせていた。
一方、辺境の街から少し離れた場所に、冒険者訓練場が建設中。そこには、かつて村があったことを、ゴブリンスレイヤーは知っていた――。
「ゴブリンをぶっ殺すんだ! 」
少年魔術師らと一党を組むことになったゴブリンスレイヤーたちはゴブリンの跋扈する陵墓へと向かう。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第6弾!  

 

今巻は女神官を筆頭に新人冒険者達の成長の物語。
特に女神官が今回素晴らしかったです、ネタバレするのは嫌いなので細かい所は伏せますが彼女がゴブリンスレイヤーと出会って1年の節目というタイミングでの苦難と成長が描かれており女神官への好感度が更に上がる巻だったと思います。

 

物語としてのスポットが変わってきたので最近は初期のころのゴブリン退治をひとつひとつじっくり書いていくという感じでもないですが、今回はその極みって感じです。一気に十ヶ所廻ってますからね。全体が薄味になっている印象は否めません。
その一方で、別のパーティの全滅の過程を丁寧に描くスタイルは変わってません。
あと、今回は女神官がパーティの指揮をとるという内容になってます。