うんじゃくせしぼんを開く。

読んだことのある本などの感想をかいていこうとおもいます。記事はダウンロードできません。

マンガで分かる! Fate/Grand Order 1巻 感想.zip

この1冊でFGOのすべてが分かる――!?

公式すらコントロール不能な、あの公式マンガがついに単行本化!「Fate/Grand Order」とともに歩んだその2年間の軌跡に、描き下ろしを加えた珠玉の一冊。気鋭の漫画家・リヨが生み出した主人公の暴走は、もう運営(だれ)にも止められない!

 

 やはり言わずもがなのことですがキャラが可愛いですね、
主人公、マシュ、所長、ジャンヌ、アルテラをはじめとした既にゲームで登場しているキャラは言うに及ばず
リヨ先生オリジナルのサーヴァント3人も含めて、どれも大変可愛く描かれていて魅力的です。
(その中のバーサーカーはゲームにも登場!今後の展開も期待したいですね)

そして、触れざる負えないのが、それぞれのキャラが吐き出すゲームや運営に対する毒舌の数々。
かなり強烈な内容で、キャラの可愛さとのギャップが作品の個性を際立たせています。

それは、プレイヤーにとって共感できるものも多い一方、
だいぶ踏み込んだ内容でもあるため、読む方を選ぶかもしれません。
(Webで無料で読めるので、これまでこの作品を読んだことのない方は一度確認してみても良いかも)

Webで既に公開されているものが内容の多くを占めていますが、
書籍案内にもあるように、単行本限定の書き下ろしもついています。
(聖晶石の山で喜ぶぐだ子が可愛いです。)

購入動機は、2年間楽しませ続けてくれたリヨ先生への感謝の気持ちからでしたが、
買って良かったと心の底から思っています。

続刊も大変楽しみです。

 

だがしかし 8巻 感想.zip

ほたるさんカムバック!?その目的は!? 

ベビースターに新キャラが!!」

スニッカーズでサバイバル…?」

「お風呂上がりの駄菓子といえば…!」

「ほたるさんの新たな野望とは!?」

ほたる登場で賑やかさ120%の第8巻!

 

ほたるさんが戻り、いつものルーティン展開に戻ったようで、
しかし、ストーリーは確実に前進し、大きく膨らんでいく。見事です。


少し、気になるところがあるとするなら、
いみじくもハジメさんがココノツ君に言った台詞にもあるように
みんな7巻の波乱を経て「大人っぽくなっている」。
狂気に近いほたるさんのはっちゃけぶりもなりを潜め、
安心して読めるほんわかいい話マンガに変わりつつあるような気がします。


コトヤマさんの絵も洗練されていきぶっ飛んだ感じがなくなってきた。
ちょっと寂しい感じもしますが、いやこれは違う面白さを手に入れたということなのでしょう。

次巻も楽しみです。

 

ダンジョン飯 5巻 感想.zip

迷宮の主人にして不死者。狂乱の魔術師、現る!

炎竜(レッドドラゴン)を倒し、ついに妹のファリンを救出したライオス。
ホッとしたのも束の間、彼らの前に、迷宮の主・狂乱の魔術師が現れる……!
果たして、ライオス達は生きて迷宮を脱出できるのか!? 
生きて帰るまでが冒険だ! 食事もストーリーも怒涛の第5巻!

 

4巻で物語が一段落したのに、すべてをひっくり返すような出来事を起こして
即座に第三のパーティの描写に移っていく怒涛の構成にすっかり引き込まれました。
「読者を飽きさせない」ことに関しても九井先生は一級ですね。

今巻のテーマは「ステータス異常」でしょうか。
RPGで大いに困らされるアレ、アイテムや魔法一つで案外あっさり解消しますが、
それらについて対処から完治まで膨大なページが割かれています。
裏でここまでのドラマが既存のRPGにもあったかもしれない…としみじみさせられます。
そして和装で固めた新キャラたちがたっぷり登場するあたり、高まる『Wizardry』感がたまりません。
九井先生、ひょっとして全作プレイしてたりしません?

一方で個人的に残念だったのは、引き続き「飯」の描写が少なかったこと。
作中の全パーティがせっせと料理するわけではなく、他キャラの描写が多い今巻では当然かもですが。
また、相手が悪党といえど人が人を始末するシーンがあるのと、
人間の女性型の魔物を一刀両断して「(正体は)植物だし」でわりとあっさり済んだシーンに戸惑いました。

シビアな中世RPG世界観では当たり前という見方も出来ます。
これまで、読者側の気持ちを代弁してくれるような台詞も多かったのですが、
ここからは読者に感想を委ねていく形なのかもしれませんね。

最後に、狂乱の魔術師も出番少なめながら良いキャラをしていました。彼女(彼?)の素性も気になるので
一気に増えた登場人物が今後どう絡んでいくのか、とても楽しみです。

魔法科高校の劣等生 23巻 孤立編 感想.zip

十文字は魔法師組織防衛と首都防衛の要。
魔法師と一般人の戦争を避けるために、人柱を差し出すのは当然と考えるでしょう。
当然、自分が人柱になっても受け入れる度量の有る人。
達也は、人類社会より魔法師社会より深雪個人が大事なので、相容れないのは当然。
どんどん緊張していくストーリー展開。親しい先輩達との決別が少し悲しい。


次回作は、達也が人類社会から孤立し大魔王に成らないために、いよいよリーナの活躍仲間入りへと。
リーナ1人では荷が重いので、達也もアメリカへ行って共闘するでしょう。
内情を知っているレイモンドはそれを期待して工作したのでしょうしね。
九校戦が無くなったので、夏休み期間中は雫を筆頭に仲間の敵国内での大暴れも期待出来ます。
情報管理の頂点に君臨し陰謀をまき散らしてきた真の敵を討伐するまで山場は続きます。
あとは、深雪アイドル化と惑星開発がボツになったら、バケモノ魔法師と一般人の融和を図る特効薬を出せるかどうか。


次回作は「ESCAPES」のようなので、アメリカ行きを辞退できるかorプロジェクト同時進行して米国内工作か、さてさて・・・
「ESCAPES」だけでは特効薬として不十分と感じるので、将来は七宝(俳優になる)のように露出宣伝工作も必要になるでしょうね。