うんじゃくせしぼんを開く。

読んだことのある本などの感想をかいていこうとおもいます。記事はダウンロードできません。

死ぬほど読書 感想.zip

本を読む人にしか、わからないことがあるーー。

もし、あなたがよりよく生きたいと望むなら、「世の中には知らないことが無数にある」と自覚することだ。
すると知的好奇心が芽生え、人生は俄然、面白くなる。
自分の無知に気づくには、本がうってつけだ。
ただし、読み方にはコツがある。
「これは重要だ」と思った箇所は、線を引くなり付箋を貼るなりして、最後にノートに書き写す。
ここまで実践して、はじめて本が自分の血肉となる。

伊藤忠商事前会長、元中国大使でビジネス界きっての読書家が、
本の楽しみ方が二倍にも三倍にもなる方法を指南。
本好きを唸らせる一冊。

 

本屋を家業とする家に生まれ、毎日30分以上を読書の時間に充て、仕事の傍ら年間150冊の本を読み、気になった文章はノートに書き写す習慣を持つ筆者が語る「読書論」。

筆者にとって教養のある人の条件とは「自分が知らないということを知っている」ことであり、「相手の立場に立ってものごとが考えられる」ことの2点であるという。そしてその教養を磨くものは、仕事と読書と人の相互の関係であり、人が生きている上で大事なことは、仕事と読書と人間関係とそこから来る人間に対する理解であると云います。

仕事や人との付き合いの中で体験した経験知や暗黙知と本に書かれてあるナレッジが相互に行き来することで、経験知と言葉が結び付き、それが人の中に定着します。それを筆者は「心のシワ」と云い、「心のシワ」が多い人は相手の「心のシワ」の有り様を理解出来ると云います。
「心のシワ」の数だけ、より深い人生を生きられるということこそ、筆者が云わんとする、本を読む理由に他ならないと感じました。